外国人が日本を称賛する番組に想う、日本ってそんな素晴らしい?
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最近に限ったことではないが、
テレビをつけると、外国人が日本のことを褒めてくれる番組が本当に目立つ。
Youは何しに日本へ
日本人の知らないニッポンのこと
パッと浮かんだのが、テレ東の番組だったのは偶然。
とにかくレギュラー放送にせよ、特番にせよ溢れている気がするんだ。
まぁ、日本の意外な一面を褒めてもらえることに嬉しさを感じるから見てしまうんだけど。
疑問を感じる理由
こうやって、日本がべた褒めされる番組が乱立されることに疑問を感じる人は少なくないはず。
外国籍の人から見たって、たまに「変」って感じるくらいなんだから。
日本ってそんなに素晴らしいことばかりじゃないと思う。
「おもてなし」
は、店に入ったりホテルに泊まったりしないと中々触れられないし、気さくな人も多くない。
「自然」
は、東京では感じられず気候も所によっては海外より蒸して、湿度も高くてイライラする。
「言葉」
も不自由することが多いはず。
他にもあるであろう障壁を無視して、「日本はワンダフル」みたいなコメントばかりテレビ越しに浮かぶと、一種の暗示にかかってしまいそうだ。
乱立の理由
昨今の「日本素晴らしい」番組急増の背景には、
<視聴率が単純にとれるから>
という理由があるらしい。確かに僕も見てしまうもんなぁ・・。
外国人が日本で何を感じるのか単純に知りたいし。
ただ、
日本に来て外国人が感じることの中には、「いいね」ばかりではないはずだ。
例えば、Youは何しに日本へでは、取材拒否がつきものだ。
そんなノリ気ではない彼らこそ、実はおもしろい気づきをしているのでは?なんて思ってしまう。単にShyなだけで心から親日だったらあれだけど。
あと、もう一つ。
基本的にこれらの番組で扱われるのって、西欧人だよね。南米人とかもあれだけど。
アジア人はどこ行ったんだろ・・。お得意様なはずなのに、まるで日本に来ていないかのような感じがする。
日本には大義名分という言葉がある。
もしかしたら、こうやって外国人(西欧人)が日本を褒める番組が増えているのには、深い理由があるのかもしれないなぁ・・。
僕は、日本好きだけど絶対的な存在でもない気がしてしまう。
長く住んでいればそれだけ、悪い部分に目が行ってしまうものなのかな・・。
もっと世界を旅して、いろんなことを感じながら日本を自分なりに見比べてから、また考えよう!