あゆログ

ただ、書くだけ。

免許合宿で教官から「お前にチンチンついてるのか」って言われた話

僕は今、山形県にいます。

免許合宿です。

最高気温-1度らしいです。

 

東京は、今、最高気温9度らしいです。

半袖でいけるんじゃないでしょうか…

寒いです。

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先日、

教官に山形県特有の訛りを織り交ぜながら、

「鮎川くんって言ったっけ?君、チンチンはついてるの?」

って言われました。合宿生活中にもっとも驚いたエピソードです。

 

僕の家には、

車がありません。

外出するなら電車やバス、チャリを使う家に育ちました。当然、車に親しむ機会も他の人よりは少ない気がします。

だから、毎日の運転は緊張するし新鮮です。

 

教官にチンチンの話をされたその日は、

”S字クランク”

というくねくねした、狭路を突破することを目指す教習がありました。

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写真で見ると分かりづらいですがかなり難しいです。道の脇は溝になっていて、タイヤがそこへ落ちると酷く叱られます。

 

当然、ゆっくり進もうとしますよね。

ブレーキをがっつり踏みながら、おどおどしながら進みました。

 

そんな僕を見て、教官が、

チンチンの話を始めたわけです。

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「男らしくいけ」

「自分の正義を信じろ」

それが言いたかったらしいのです。

 

感銘を受けました。

僕は慎重です。それが時に仇となり、様々な後悔や醜態を晒してきたような気がします。

 

百戦錬磨の教官は、あらゆる修羅場を乗り越えてこの寒い山形で指導員として活躍しています。かっこいいのです。

 

大人

とはなにか

 

っていうものを教わった気がします。

山形で合宿免許を取る際は、車の知識以外にも学びがあるんだなということでオススメです。

 

ところで、

先日、好きな歴史上の人物の1人、上杉鷹山をはじめ歴代の上杉家の面々が祀られている米沢城跡地の上杉神社に行ってきました。

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為せば成る、為さねば成らぬ、何事も。

成らぬは人の、為さぬなりけり

 

やればできる。できないのは、やらないからだ。

 

チンチンの話はこれにも通じている部分があるのかもしれません。

 

 

あなたは、チンチンついてますか?

 

人生初リクルートスーツを着た日の忘備録

就活

始まった。

うわーーーー!!

 

「想くんは、就活うまくいきそう」

 

日曜日に先輩から言われたこの言葉。

すごい嬉しかった。

 

いざ、スーツを身に纏う。

重く感じる。ボタンと一緒に気持ちも引き締まる。

「うまくいきそう」

「(自分の中では)うまく行った」

と言えるようにしないと…

 

プレッシャーになった。

 

 

あゆみと月日は止まらない。

 

 

1年後、(自分なりに)いい社会人で笑っていたい。f:id:sakana714:20170110183142j:image

お年玉の忘備録

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2017年

お正月

家族でゆっくり過ごすスタイルは決してマイノリティではないはずだ。特に、我が家は今年引越しを迎える。なおさら感慨深いものがある。

 

お年玉

 

親の脛をかじりながら生活している私にとっての国家予算ともいうべき、お年玉。

今年はもらえなかった…

当然といえば、当然だ。

僕は今年、22になるのだから。

 

自立しないといけないのだ!

と自分を律する。

だけどももどかしい。僕にとっての甘っちょろい日常からの卒業は突然だったからだ。

 

サンタさんもそうだった…

いつの年だったか、急に来なくなったっけ。

 

大人になるって嬉しいこともあるけどやっぱり、、もどかしい。

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2017年元日の忘備録

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2017年

あけましておめでとうは、0時1分に気づいて伝えた。今年のガキ使、年越しを知らせてくれなかった気がする。

今の我が家で過ごす最後の正月。

 

「大切にしましょう」

妙に張り切る母親は、ワインの酔いが回っていた。妹は、地元の友人らと外へ繰り出し、父親は夜更かしが苦手な性分ゆえ、とっくにいびきをかいていたので、母親の相手は僕だった。

「確かに」

そう思いながら、僕は母親ではなくスマホを見つめていた。

「みんな楽しそう!」

年明けになにもしていないことに妙に感傷的になった僕は、早めに眠った。

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起きると、11時を回っていた。

どうやら僕は、近くの浄真寺へ初詣に向かう外の雑踏に気づかずに12時間眠っていたようだ。

寝正月は、寿命に悪影響をもたらすとライフハッカーか何かで読んだのに…

 

「おはよう。」

 

あけましておめでとうより先に、いつもと変わらない挨拶を繰り出したことに、家族から非難を少し浴びて、僕は1人朝食をとった。

テレビではニューイヤーなのに、妹がしきりと昨日の紅白を見直していた。

市販の割り箸で市販の栗きんとんを食す。僕はお餅が嫌いなので、雑炊はお餅を抜いて食した。平和だ。

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平和ではなかった。

僕は、「自分で入れたんだから頑張れ」と周りから思われているだけで実は店長に懇願されただけのバイトのシフトがあったからだ。

 

24時間年中無休の牛丼屋にしては、はじめて今年の大晦日の深夜と元旦は閉店していた。

僕は、寝ぼけ眼で店の鍵を開け、無人の機械まで眠った今年で6年目の勤務になる店で、

 

「あけましておめでとう」

 

を言った。

誰かの挨拶の代わりに、入店アナウンスがこだましてじわった。

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たった1人で誰も入ってくることのない店で、店を開けるためにバイト人生となる”仕込み”をする非日常が、正月なのだと感じさせた。

とても切なくなった。

 

店を開けた。

 

誰も来ないだろうと思った。

混んだ。

そこには、初詣客がと思われる者はいない。

初老以上の背中が寒そうな男性ばかり来た。

高級住宅街などと揶揄されるこの街にも独り身は多いのだと思った。意外だった。

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暖房の熱風と、牛鍋から立ち上る熱気とで火照る体と裏腹に心は寂しく感じられた。

非日常を感じながらもどこか満たされぬ自尊心。遊んでワイワイ年を越したかったのかもしれない。

 

2017年、僕の始まりは、冷たかった。

 

忘れないようにしよう…

いい年にしたいのだから🐂